公開日:2025-06-01|著者:カツ😊
1.そもそも「高配当ETF」ってなに?🤔
ETF(上場投資信託)は「株の詰め合わせパック」。
なかでも高配当ETFは配当利回りが市場平均より高い銘柄を集めており、株価上昇(キャピタルゲイン)と配当金(インカムゲイン)の両取りを狙えるのが特徴です。
新NISAの成長投資枠は年間240万円まで非課税で個別株・ETFが買えるため、配当金に税金がかからない=手取りが増えるメリットが大きいんです!
2.VYM・HDV・SPYD ― 3銘柄をざっくり比較📊
ETF名 | 利回り(直近) | 銘柄数 | 信託報酬 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
VYM | 約3.1% | ≈ 400 | 0.06% | 大型株中心で安定感◎ |
HDV | 約3.6% | ≈ 75 | 0.08% | 財務健全性を重視。ヘルスケア比率高め |
SPYD | 約4.9% | ≈ 80 | 0.07% | 利回り重視だが景気敏感株多め |
✔️ 安定派はVYM+HDVの組み合わせ
✔️ 利回り重視ならSPYDをスパイスに10~20%混ぜる
✔️ 全銘柄ドル建て。為替リスクは長期保有で平均化を狙う
3.買い方ステップ ― 新NISA成長投資枠での実践手順🛒
- 証券口座で「新NISA:成長投資枠」を選択
- 米国ETF買付→為替は住信SBIネット銀行の4銭ドル転が最安
- 毎月か四半期ごとに定額&ドルコスト平均で注文
- もらった配当は自動再投資ON(SBI・楽天とも対応)
- 年1回、配当利回りと構成比率を確認→乖離5%ならリバランス
4.20年間で配当はいくら?ざっくり試算🧮
条件:
・年間投資額240万円(毎月20万円)
・平均利回り4%、増配率2%、株価成長5%
・税金ゼロ(新NISA)
結果:20年後の累積配当=約1,330万円
さらに評価額は約7,200万円。配当と合わせて8,500万円超の総資産を目指せる。
5.初心者がつまずきやすいQ&A🙋♂️
Q1:円安が怖い。今買って大丈夫?
A:為替は読めない。時間分散と配当再投資で平均取得単価を平準化しよう。
Q2:配当は再投資?生活費に?
A:30代・40代は再投資で雪だるま式に。55歳以降は生活費補填も可。ライフステージで分ける。
6.高配当ETFのリスクを下げる3つの工夫🛡️
- 銘柄を
「VYM50%・HDV30%・SPYD20%」のバランス型にする - 国内REITや全世界株インデックスで地域・資産分散
- 配当が減ったら即売却ではなく3年平均で判断
まとめ
新NISA成長投資枠は「配当を非課税で受け取る」という歴史的チャンスを提供している。高配当ETFは銘柄選定と再投資設定さえ誤らなければ、20年後のキャッシュフローを劇的に改善できる。
まずは月1万円からでも良い。今日の一歩が未来の不労所得を生む。
次回予告
次回の記事では「お金を増やす“間違った考え”と誰もがハマる落とし穴」を掘り下げる。
SNSで横行する怪しい高利回り案件、巧妙化する投資詐欺の見抜き方、そして“うまい話”に乗らないためのマインドセットを解説予定。お楽しみに!
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