「ねえ、ちょっとだけ…3万円貸してくれない?」
高校時代の親友から突然届いたLINE。
何度も一緒に遊び、語り合い、支え合ったアイツだったから、僕は迷わず送金した。
――それが地獄のはじまりだった。
1週間経っても、1ヶ月経っても、返金の話はなし。
こっちから言うのも気まずくて、ズルズルと月日が経ち、やっと催促すると…
「あ、ごめん!ちょっと今厳しくて…。また連絡する!」
その後、既読無視。
結局、3万円は返ってこなかった。
――お金だけじゃない。
友情も、信頼も、何か大切なものも一緒に失った気がした。
【第1章】師匠登場「バカモン!友情とお金を同じ財布で考えるな!」
弟子🧑🎓:師匠、ちょっと相談いいですか…。実は、友達にお金を貸して返ってこなかったんです…
師匠🧓:バカモン!それでは資産が逃げるぞ!!
弟子🧑🎓:ひぇ…また怒られた。でも本当に困ってるって言われたら、断れなくないですか?
師匠🧓:貸す前に、こう考えるんじゃ。「この3万円は、もう帰ってこない金だ」と。
つまり、“くれてやってもいい金かどうか”で判断せい!
弟子🧑🎓:え、貸すのに「あげたつもり」で考えるんすか?
師匠🧓:そうじゃ。お金を貸すというのは、友情をお金で試す行為に等しい。
それが分かっておらんから、あとで苦しむハメになるんじゃ!
弟子🧑🎓:うわああ…耳が痛い。でも、じゃあ本当に困ってる友達に、どう接すればいいんすか?
師匠🧓:それを今から教えてやろう。友情とお金の正しい付き合い方をな。
🧸カツくんのひとこと:
「貸したお金は“友情のバロメーター”になってしまうことがあるよ…。
断るのは冷たくない!自分を守ることも大事✨」
【第2章】お金を貸す前に考えるべき「3つの判断基準」
弟子🧑🎓:師匠、じゃあ「貸してもいいケース」ってあるんすか?
師匠🧓:あるぞ。だが、よほど条件が揃っていないと危険じゃ!この3つを満たすかどうかが鍵じゃな。
- ① 返ってこなくても生活に困らない金額であること
- ② その人の返済能力を自分で見極められること
- ③ 書面や証拠を残せる間柄であること
弟子🧑🎓:うわ…3番ムリっす。友達に借用書なんて書かせたら、逆に気まずい💦
師匠🧓:それが甘いというんじゃ!お金の貸し借りは“契約行為”。
書面を交わさずに「信頼だけ」で動けば、トラブルになるのが当然じゃ。
弟子🧑🎓:でもさぁ…借用書書いてって言ったら「俺のこと信じてないのか!」って言われそうっす。
師匠🧓:そう言う奴に限って返さぬものよ。信頼とは言葉じゃない、行動で示すものじゃ!
💡用語解説:借用書(しゃくようしょ)って何?
🧑🎓弟子:師匠、「借用書」って正式に書いたことないんすけど、何を書けばOKなんすか?
🧓師匠:借用書には最低限この3つじゃ:
- ① 借りた人の名前・住所・電話番号
- ② 金額と返済期限
- ③ 日付と印鑑(あれば署名)
口約束では「言った言わない」で揉める。証拠を残して自分を守れい!
🧸カツくんのひとこと:
「“信頼”と“無防備”は違うよ!
親しい人こそ、ちゃんと形に残すのが優しさだね🐾」
【第3章】「貸せない」と言えないあなたへ。断る勇気を持つための言葉
弟子🧑🎓:師匠…正直、断れないんすよね。
「冷たい奴」とか「ケチ」って思われそうで。
師匠🧓:だからバカモンと言っとるんじゃ!
本当に信頼できる相手なら、断られても友情は壊れん。
弟子🧑🎓:でも、どうやって断るか分かんないっす…💧
師匠🧓:よし、断り方のテンプレを教えてやろう。大事なのは「断る理由」じゃなくて、「自分のスタンス」を伝えることじゃ!
📌断り方テンプレ3選(丁寧ver〜バッサリverまで)
- ① 丁寧にやんわり型
「ごめん、今ちょっと家計が厳しくて…すぐに返ってくるお金じゃないと出せないんだ」 - ② 自分ルール型
「俺、基本的にお金の貸し借りはしない主義にしてるんだ。ごめんな」 - ③ 仕組みのせい型(家族やルールのせいにする)
「家族に口座管理されてて自由に出せないんだ。勝手に動かすと怒られちゃう」
弟子🧑🎓:おお…これは使いやすいっすね✨
仕組みのせいにするやつ、ズルいけど現実的(笑)
師匠🧓:断るのは罪じゃない。むしろ「貸せない」と言える人間が、本当の意味で誠実なのじゃ。
弟子🧑🎓:確かに…自分も辛いし、相手も傷つくかもしれないけど、ダラダラとトラブルになるよりマシっすね。
師匠🧓:その通りじゃ。友情とお金、両方を守りたければ、最初に線を引く勇気を持て!
🧸カツくんのひとこと:
「“断ること=冷たさ”じゃないよ。
相手を大切に思うならこそ、ルールを守ることも必要なんだよ🐻」
【第4章】友情とお金が壊れた実話3選|リアルな“貸し借りの代償”
弟子🧑🎓:師匠、実際にトラブった人っていますか?
師匠🧓:おるぞ。ワシの周りにも、貸し借りが原因で友情が壊れた者は数知れぬ…。
いくつか紹介してやろう。
📍ケース①:結婚式のご祝儀を立て替えて、そのまま音信不通
同僚Aくんは、友人Bの結婚式に出席。Bが「財布を忘れたからご祝儀を立て替えて」とお願いし、Aくんは3万円を立て替えた。
しかし式の後、Bは連絡を取らなくなり、そのまま自然消滅…。Aくんは「友人の晴れの日を祝ったはずなのに」と傷ついた。
📍ケース②:「あとで返す」だけど…半年後のSNS旅行投稿に唖然
Cさんは苦学生のDに「家賃が払えないから5万円貸して」と頼まれ、仕方なく貸した。
だが半年後、DのSNSに「バリ島旅行なう✈️🌴」の投稿が…。
「お金がないって言ってたのに…」とCさんは絶句。結局返金はなく、友情も失った。
📍ケース③:「自分も困ってる」と相談したら逆ギレされた
Eさんは友人Fに10万円を貸していたが、返済の話がなかなか出ない。
勇気を出して「今、自分も厳しくて…」と相談したところ、Fから返ってきた言葉は「だったら最初から貸すなよ!」
関係は完全に崩壊。Eさんは「お金だけじゃなく、人格まで否定された気がした」と話す。
弟子🧑🎓:うわ…どれも胸が痛いっす…。貸した方が「悪者」になってるケースもあるじゃないすか。
師匠🧓:だからこそ、“貸す=リスクを背負うこと”じゃと心得るべし。
情は大事じゃが、それを理由に資産と心を失っては本末転倒じゃ。
🧸カツくんのひとこと:
「本当に困っている人ほど、借りる前に“返す覚悟”を持ってるよ。
相手の言葉じゃなく、行動を見るのが大事だね👀」
【第5章】まとめ:「友情とお金」にはマイルールを持て!
弟子🧑🎓:師匠、正直「お金を貸す=自己責任」ってことっすね…
師匠🧓:その通りじゃ。だが、“貸さない勇気”も“断る知恵”も、立派な金融リテラシーの一つじゃ!
弟子🧑🎓:もうこれからは「貸す=あげてもいい額だけ」にします…
師匠🧓:よし、それでこそ賢き者じゃ。資産形成は、ただ投資することじゃない。
こういう“小さな判断”の積み重ねが、お金の守り方にも繋がるのじゃ!
弟子🧑🎓:お金も友情も失わないために、自分ルールをしっかり持ちますっ!
🔑今回のまとめ
- ✅ お金を貸す前には「返ってこなくてもいい額か?」を判断する
- ✅ 信頼だけで貸すのは危険!証拠やルールを残すべし
- ✅ 「貸さない」選択も、友情を守る大切な判断
- ✅ 断るテンプレやルールを持つと、自分も相手も守れる
🧸カツくんの一言コーナー🎤
「“貸すこと”が優しさじゃないときもあるよね。
優しさのカタチは、“断る勇気”だったり、“一緒に考える姿勢”だったり。
お金は感情に流されず、冷静に使うことが大事なんだ✨」
✅次に読んでほしい記事


コメント